手軽にできる!デジタルカメラのイメージセンサークリーニング

どうも、Be-styleです。

先日の記事でイメージセンサーの汚れをキレイにするクリーニングキットをご紹介しましたが、その後 早速Amazonで発注し 手元に届きました。2020年に世界を混乱させたコロナウィルスも終息の兆しが見え始め、撮影活動も再開できそうな雰囲気になってきましたので、イメージセンサーのセルフクリーニングに初挑戦しました。所感としては、これなら比較的リーズナブルにセンサークリーニングを自分でできそうだなという感触。愛用機Nikonの名古屋サービスセンターが2020年4月30日をもって営業終了してしまった今となっては、定期メンテナンスに出す以外はこのキットでのクリーニングをしていくことなりそうです。デジタル全盛の今となっては欠かすことのできない作業かと思いますので、みなさまの参考になればと思い 今回のクリーニング成果をレポートしたいと思います。

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VSGO センサークリーニングキット

今回お世話になるセンサークリーニングキットからチェック。中身は至ってシンプルで、センサーを拭く道具(スワブ)とセンサークリーナー液の2種類が同梱されています。このキットにはスワブは12本準備されています。

クリーニングのおおまかな流れとしては、

 ・センサーの汚れ具合を実際に撮影してチェックする
・黒い斑点がたくさん見える場合 撮影画像に影響があるため、イメージセンサーをスワブで拭く(クリーニング液はつけない)
・再度 撮影して画像をチェック
・黒い斑点が残っている場合には、クリーニング液を数滴染み込ませたスワブで拭き、その後 もう1本とスワブで乾拭き
・再度 撮影して画像をチェック
・黒い斑点が消えればOK。もし、まだ残っている場合は上記の拭き上げ~撮影・チェックを繰り返す

となります。文字ですとなかなかイメージがし辛いと思い、チェックした画像を添付していますので、クリーニング前後の変化を画像で確認してみてください。

センサーの汚れ具合を撮影画像でチェック

センサーの汚れ具合をチェックするための撮影を行います。撮影の流れは以下の通りです。

 ・ISO感度はなるべく低くする(ISO100~200)
⇒ ISO感度が高いとノイズがのりやすくなるため、低感度にする
・絞りはなるべく絞る(f/16~f/22)
⇒ 絞り値が小さいとイメージセンサー四隅あたりのゴミチェックがし辛くなります
・シャッタースピードは任意でOK(適正露出で撮影)
・ピントは無限遠(∞)とする
・撮影はjpeg (fine)でOK
・上記設定後、青空や白い紙などを画面いっぱいになるように撮影する

上記設定にて数枚撮影後、画像データをパソコンに取り込んでモニターでチェックします。取り込んだ画像をそのまま確認してもOKですが、現像ソフト(Lightroomなど)をお持ちでしたら現像ソフトでの確認をオススメします。現像ソフトでチェックする際には”明瞭度”、”かすみの除去”をプラス方向にあげていくとセンサーに付着したゴミが黒い斑点として見やすくなります。

今回初挑戦したカメラはデジタル一眼に乗り換えて以来 現在も現役で使用しているNikon D3sです。

この日は雨天だったため、雨雲の空を撮影しています。

Image01

現状チェックのため、上記設定の上 数枚撮影したのがコチラ。たくさんの黒い斑点が確認されたため、イメージセンサーに付着したゴミをブロアーで吹き飛ばし再度撮影(image02)、やはりゴミは付着したまま。

Image02

ここでいよいよクリーニングキットの出番です。

VSGOクリーニングキットで清掃

最初はクリーニング液をつけずに行いました。使用方法はイメージセンサーの端から端までスワブを約60度傾けてなぞります。今度は逆向きに傾けてもう1回逆方向になぞります。(詳細はクリーニングキットに同梱の説明書を確認ください)
ここで注意することは、スワブで拭きあげる回数は片面1回まで。つまり1本のスワブで拭きあげるのは最大2回までということ。ちょっともったいない気持ちがしますが、仮に1本のスワブで何回もイメージセンサーを拭くと、センサーに付着したゴミで何度もセンサーをなぞることになり、最悪イメージセンサーにキズが入ったりする可能性があります。イメージセンサーの修理はとても高額です。”センサー交換になるくらいなら、スワブをたくさん使ってやさしくクリーニングを行い、イメージセンサーにダメージを与えないほうがよっぽどいい”と思って作業した方が後々がっかりしないです。というわけで、管理人はその気持ちで今後もこのクリーニングキットを使いたいと思っています。
1回目の拭き上げ後がこちら(Image03)。

Image03

1回の拭き上げで黒い斑点もそこそこ減りましたが、まだ気になるくらいの数が付着しています。次にクリーニング液を数滴垂らしたスワブで拭き上げを往復、さらに新しいスワブをもう1本使い、乾拭きで往復します。この作業のあと、撮影した画像はこちら(Image04)。

Image04

最初と比べてかなりゴミが除去できていることが確認できました。よくよく見ると、画面右下に少し付着しています。もう1本スワブを使い拭きあげたのがこちら(Image05)。

ここまでキレイになりました。ほぼ目立つような黒い斑点もなくなりましたのでここでクリーニング終了。最初はイメージセンサーをキズつけてしまわないかかなり不安でしたが、なんとか自分でもクリーニングできることがわかりひと安心。

セルフクリーニング結果

結局 今回使ったスワブは全部で4本。おそらく最低限の本数かと。このNikon D3sはうまくいきましたが、このあともう1台のクリーニングでは4本以上使い、スワブは1日で使い切ってしまいました(^^ゞ 


イメージセンサーにダメージ与えるくらいなら思いっきり使った方がという考え方は変わりませんので、これはコレで良しとします。
もう1台のクリーニングについては追ってまたレポートしたいと思います。
みなさんの普段お使いのデジタルカメラのセンサー汚れは大丈夫でしょうか。気になったときはクリーニング!!ということで、このキットおすすめです(*^^*)

なお、デジタルカメラのイメージセンサーは非常にデリケートかつ高価な部品になりますので、くれぐれもご自身でクリーニングされる際は自己責任でお願いします。(当記事はあくまで写真関連ツールの紹介までであり、ご自身の作業による損害に関して弊方は一切責任を負わないものとします)

VSGO フルサイズイメージセンサー用 クリーニングキット

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